『ハンチバック』市川沙央
この本を不快だと感じたのであれば相当健常で幸せな人生を送ってきたのだと思う。生きるために壊れゆく自分の器から逃げることができない生活の中で、主人公のような感じ方をする人がいてもおかしくないし、私は心底納得した。(続く) pic.twitter.com/XLnduEv2wU
— モーリーン@読書 (@maureen_kanae1) August 14, 2023
いかんな。
今回の芥川賞の「ハンチバック」は良すぎるな。
『文藝春秋』掲載号のページをめくりだした瞬間、あの怨念と欲望と呪詛の世界に引きずりこまれてしまった。市川沙央いい。
凡百の「障碍者のリアルを伝えてくれてありがとう」とかいう評価を今後もことごとく打ち砕いていくんだろう。
— 菅野完 (@noiehoie) August 11, 2023
「ハンチバック」市川紗央
"私の身体は生きるために壊れてきた"
この小説を安易に面白かった、と感想を述べること自体がもしかすると健常者の無自覚な優位性なのかも知れない。重度の障がいを持つ主人公の自己卑下と憎悪と愉悦が健常性を要求される紙の本から迸っていた。無自覚な特権性に気付かされる pic.twitter.com/cCIVhZzeoo— ちくわ部 (@jadarap) August 13, 2023
#読書 ハンチバック
これは感想を言うのがすごく難しいです。
しかし私は障害者と健常者にわけず、1人の人間として思ったこと。人間の心は少なからず歪んだり、憎しみ、憎悪という負の感情を持つ時がある。それを言葉で堂々と表現されてすごいと感じました。生きづらい社会。みんな感じてると思う。 pic.twitter.com/8Pv6B88cEu— 美羽@読書好き (@blue_miu1977) August 10, 2023
市川沙央著「ハンチバック」読了。あっという間に読める(ここがポイント)が読後感は重い。良い映画を見た時のように誰かと語りたい。主人公や田中君の気持ち。この後どうなっていくのか。障害者として小説家としてどのような思いで書いたのか。作者は本で読んだ健常者の私をどう思っているのだろう。
— 朝顔 (@asagaosakeru) August 17, 2023
#読了
市川沙央『ハンチバック』率直に言うと読後感は不快だった。それだけの力のある作品。
これはあくまでも一人称単数の話であって障害者を代表するつもりはないのだろう。少なくとも作品においては。だから著者と私の間に一対一の関係が生じる。元来どの本だってそのはず。良くも悪くも対等だ。 pic.twitter.com/MZngFhe67q— たかこ (@takakokiriber) August 15, 2023
#ハンチバック 自分の語彙力じゃ説明できない。ぜひ読んでほしい。入院すらしたことない健常者の自分には一生かけても半分も理解できないようなことがあると思い知らされた。職業欄に会社員と書けて出産の可能性がまだあって100ページ弱の本を一気に読める自分は強者ではないけれど弱者でもないのだ。 pic.twitter.com/nIsCe5qAXu
— さ (@sacchin522) August 10, 2023
今期(169回)芥川賞受賞作品、市川沙央『ハンチバック』が、良過ぎたのですが誰も読んでませんか?私のおすすめとして読んで欲しくは無いですが、とても読み応えがあり、作者の存在も含めて今後もう出会えないような価値を感じる作品でしたよ。芥川賞作品が好きな方はぜひ読むべきかなと
— りお (@_hhelibe118) August 17, 2023
遅ればせながら芥川賞受賞作『ハンチバック』を読む。
当事者小説的な側面が話題になりがちだし、こんなにも言いたいことを直接書き連ねているのに、開かれた小説であり続ける物語の作り方がすごいなぁと思った。 pic.twitter.com/xBgskCEkgs— 関野 桃子 (@momo_nga_nga) August 17, 2023
どのような感想を持てばいいのかよくわからない、、というのが正直な感想。
というくらいには動揺した。重度障害を持ちながら見る世界の一部を知ったのと同時に、倫理や正しさや強さの意味が分からなくなる捻じ伏せられるような率直さがあった pic.twitter.com/VwdvwgUBJO
— いつか@読書垢 (@itsuka_book) August 16, 2023
『ハンチバック』
賛否両論ありそうですね。
不快だと思う人もいると思います。
僕は賛75%ってところでしょうか。明らかに強度が異なるラストをどう読むかに尽きるかなと思います。
健常者が強いるものとその特権性
それに対するもはや呪詛ともとれる怨恨
をユーモア交えて描いています。#読了 pic.twitter.com/Kjt3mlKv1g— かんかん(読書と映画など) (@3I5CHmcAGUHsTMw) August 16, 2023
#ハンチバック #読了
衝撃的な内容であることは間違いなくて、無意識のうちに、もしかしたら意識的に見ないようにしてきた部分を、あけすけに真正面からぶつけて来られたから動揺してる。少なくとも私はそう。読んで良かった。じっくり考えたいことが増えた。 pic.twitter.com/E8SkvpDkbw— まつり (@j_books20220206) August 10, 2023
完成された姿でそこにずっとある古いものが嫌いだ。壊れずに残って古びていくことに価値のあるものたちが嫌いなのだ。生きれば生きるほど私の身体はいびつに壊れていく。死に向かって壊れるのではない。生きるために壊れる、生き抜いた時間の証として破壊されていく。
ハンチバック/市川沙央#読了 pic.twitter.com/3KIebYyvuR
— ノンマルトの末裔@読書垢 (@YU91542199) August 14, 2023
#読了
ハンチバック読了。意図せず電子書籍で読んだんだけど結果、紙の本で読んでいたら最後まで読めなかったと思う。屈折した性や生への欲求と見合わない不自由な清らかさに殴られたような衝撃を受けた。本好きが読むであろう芥川賞の受賞作がその行為にすら嫌悪を向ける様はここ最近で一番痺れた。 pic.twitter.com/P8c53PoquF— 月乃 海 (@tukinoumiiii) August 12, 2023
"お金があって健康がないと
とても清い人生になります"負の感情さえ享楽できないからこその
卑屈で強烈な願望も
潔く高齢処女重度障害と言い切る
彼女の秘めたる想いも
健常者が理解するなんて、驕りだ曝け出された真っ直ぐな心の叫びは
著者の叫びなんだろうか… pic.twitter.com/Uyj53yrpCM— mathilda⬛ (@Mathilda0805VV) August 9, 2023
#読了
市川沙央(2023)『ハンチバック』
前々から気になってた書籍なので。
健常者とそうでない人間の壁と特権、ただ互いに薄汚れた人間同士であることは不変であるという事をうまく描いているなと思いました。
色々解釈や評価が分かれると思いますが、尊厳と人間が全面に出てるのがとても好きですね。 pic.twitter.com/djAZRX6o5r— ミウ@読書垢 (@goumoumegane) August 14, 2023
市川沙央『ハンチバック』読了。
清らかな障害者女性の釈華と妊娠中絶を夢見る紗花は蓮と泥の関係にある。
威風堂々と泥を見せつけられたとき、人の心はどう反応するかをテストする社会実験のような作品。読者は読みながら同時にテストされている。ユーモラスかつ切れ味抜群なセンテンスも魅力的。 pic.twitter.com/SsPTPPQtUN
— しろたろう (@gks_co) August 16, 2023
念願のハンチバック。
生きるのは楽じゃない。楽じゃないけど、悩み憎み内側から轟々と燃えるような感情は時として美しいとも常々思っている。
よかったの一言では到底収められないけど、読んでよかった。世に広まってよかった。
市川さんの会見も合わせて見てみて欲しい。 pic.twitter.com/YkXfMc5zH5— げん (@ohayo225) August 12, 2023
ハンチバック/市川沙央 読了。
図書館で数百人待ちだったからつい…。
作者が障害当事者だからか、描写がリアル。ああなるほどこういう感情を抱くのか…と納得。
オチが面白いな…この表現が正しいかどうかは分からんが。
なかなか好きなテイストの作品でした。 pic.twitter.com/G24nmuyfPH— クレマチス (@sukiherolove) August 13, 2023
やっと読んだ。ラストはフィクションっていう考察が多いけど私は現実でその中にフィクション(願望)が含まれているのかなと思った。解釈は読み手に任せる文章がザ・芥川賞って感じの作品。衝撃的だったけど皮肉まじりのユニークな文句が読んでいて面白かった #ハンチバック pic.twitter.com/JSqXkJ6evX
— 리에りえRie (@ihe0105) August 15, 2023
市川沙央『ハンチバック』読了
芥川賞受賞作。著者と同じく重度障害の女性が主人公。無意識に出来る行為の有り難みを意識しない健常者に怨念と憎悪が冷静に語られる。とりわけ性に対する思いは深く、「妊娠と中絶」をしてみたいと言う。それぐらいなら障害者の自分にも出来るという。 凄みを感じた。 pic.twitter.com/dAqSlSoRYw
— うさうさ (@usausa5) August 13, 2023
市川沙央の芥川賞受賞作「ハンチバック」読んだ。露悪的な挑発が小気味いい。軽快で鮮烈。重度障害者の日々の暮らしや心の動きに、読むというより食い入るように見入ってしまいます。最後の章で視点がぐわんと音を立てて変わる。この人はこの視点を得るまでどれだけ書き続けたのか。次作も楽しみです。 pic.twitter.com/RaXekHMVjY
— dolce2014 (@dolce20142) August 17, 2023
『ハンチバック』市川沙央
重度障害者の生と性。
自分の身体や健常者に対する怒りや嫉み健常者である私が何か言ってはいけない雰囲気を感じました。
性描写あまり得意ではないのでそう言った意味でも衝撃的な作品でした。#読書#読了— おはぎきなこ (@fkz_cnt) August 8, 2023
市川沙央著『ハンチバック』読んだ。
この間の芥川賞。障害と「弱者」についてのお話。
強い怒りに諦めやユーモアが注がれていっそう強くて生命力のある怒りの渦になっている。
今後「紙の本」礼賛の発言を見かけるたびにこの本を思い出すだろう。
きっついけど最後までおもしろかった。 pic.twitter.com/ZoP5WJGuL7— かに (@t_yuuko) August 14, 2023
市川さんの「ハンチバック」読んだ。
健常者至上主義じゃないですよと体裁を保ってるだけの健常者至上主義の人々への怒り。
堂々と障害者も彼らの性もないものとする人々への怒り。
対極の海外のアグレッシブ配慮。
もっと書いて、無知で気取った我々にもっと気付かせてほしい。恥入らせてくれ。— 桃 (@HimeyaMomo) August 15, 2023
ハンチバック/市川 沙央 #読了
ずいぶんと話題だったので久しぶりに文庫ではなく単行本を購入した。いやはや内容もさることながら圧倒的なリアルとパワーのある作品。
自分のなかでは「推し燃ゆ」以来の衝撃だった。 pic.twitter.com/3hn5ipRqtY— 水曜日(BOOK1) (@soma_soma03) August 17, 2023
市川沙央『ハンチバック』を読みながら、これは自分の側にある作品だ、と感じることができた。作者とも登場人物とも、私は様々に異なるけれど。赤毛のアンの続編のひとつを英語でiPhoneで再読する場面の一節、「そう、清らかな井沢釈華さんは本来こういう人間だったのにね」(p.72)に滲む情感が沁みた。
— 江永泉 (@nema_to_morph_a) August 9, 2023
昨日は「ハンチバック」読んでました。主人公の女性が、人に対して全く期待せず、自分自身を突き放した視点、情け容赦ない現実の中で確かに生きてるということが、すごく伝わってきました。健常者の男性の方が寧ろ虚しくて、主人公がSNSで発信する文章に共鳴してたんだなぁと思いました。ラストが圧巻 pic.twitter.com/yP6P7YgL7L
— アリシア (@taka3147taka) August 17, 2023
ハンチバック/市川沙央
あまりにも夢中で読んでしまい、読み終わってすぐにもう一度読み直してしまった。「普通の人間の女のように子どもを宿して中絶するのが私の夢です」
これをどう読むか、いろんな人と議論したくなった。
賛否両論あるだろうけど、私はこの本好き。 #ハンチバック— みたらっしー (@noooborizaka) August 17, 2023